パイナップルは大きくて重いことから、カットされたものが人気の果物。
ほとんどが輸入に頼っています。
パイナップルの特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、美味しいパイナップルの選び方・見分け方について順に紹介します。
特徴
- 学名:Ananas comosus
- 分類:パイナップル科アナナス属
- 原産地:ブラジル(南アメリカ)
- 別名:パインアップル
- 英語:pineapple
- フランス語:ananas
- ドイツ語:Ananas
※アナナス科は、別名パイナップル科やブロメリア科とも言う。
パイナップルは、果実の形が松かさのパインに似ていて、リンゴ(アップル)のような味がすることから「パインアップル」と名付けられてました。
独特の香りと爽やかな酸味と甘味が特徴のトロピカルフルーツです。
原産地は南アメリカのブラジル。
アメリカ大陸が発見されると、ヨーロッパに広まり「新大陸からの贈り物」と言われていました。
日本には江戸時代末期に漂着したオランダ船によって持ち込まれ、沖縄など温かい地域で栽培されるようになりました。
大きくて重いことから人気がありませんでしたが、食べられる部分だけを切って、カット販売をするようになってから、売上が伸び、人気の果物となりました。
栄養成分
栄養成分名称 | 100gあたりの栄養成分含有量 |
---|---|
水分 | 85.5g |
たんぱく質 | 0.6g |
炭水化物 | 13.4g |
カリウム | 150mg |
カルシウム | 11mg |
マグネシウム | 14mg |
鉄 | 0.2mg |
銅 | 0.11mg |
マンガン | 0.76mg |
ビタミンB1 | 0.08mg |
ビタミンB2 | 0.02mg |
ビタミンB6 | 0.08mg |
パントテン酸 | 0.28mg |
ビタミンC | 27mg |
食物繊維 | 1.5g |
糖質の分解を助け、代謝を促すビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、クエン酸が含まれることから、老化防止、疲労回復、夏バテの効果があります。
ビタミンCを多く含むことから、美肌効果をもたらします。
食物繊維が豊富で便秘解消にも効果的。
酢豚の料理にパイナップルが入っていますが、肉を柔らかくして、消化を助けるブロメライン(タンパク質分解酵素)が含まれているから。
胃液分泌を活発にするので、下痢や消化不良なども良く、胃腸の調子を整えます。
カロリー
- 51kcal(100gあたり)
旬:美味しい時期
パイナップルのほとんどが輸入で、日本では1年中出回っていますが、入荷量がピークになる4月〜7月のものが美味しく食べられます。
- 国産露地:7月〜8月
- 輸入:1年中(周年)
産地
- 沖縄県
- 石垣島
- 輸入:フィリピン産
現在流通しているパイナップルの約99%がフィリピンからの輸入。
輸入量は年々増加しています。
国産では気候が1年中温暖な沖縄県産や石垣島がわずかですが栽培されています。
美味しいパイナップルの選び方・見分け方
- 葉や表皮にツヤがあるものを選ぶ
- 独特の甘い香りがあるパイナップルを選ぶ
- 下部がどっしりと太っているものが甘い
- 全体に重みと丸みがあるもの
- 葉が長すぎないもの
- 下部の3分の2が赤く色づき、上部に少し青みが残る頃が食べごろ。香りが強くなってくる
- カットの場合:果肉が深みのある黄色をしているもの
ツヤがあるもので、独特の甘い香りがあるパイナップルを選びましょう。
重くて丸みがあるので、下部が太っているものが甘いです。