りんご

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りんご 果物

スーパーで年中見かける果物がりんご(リンゴ・林檎)です。

ふじ、陸奥(むつ)、ジョナゴールド、王林など幅広い品種があり、甘みや酸味が異なります。

りんごの特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、美味しいりんごの選び方・見分け方について順に紹介します。

 

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特徴

りんご

  • 学名:malus pumila
  • 分類:バラ科リンゴ属
  • 原産地:コーカサス地方北部、中央アジア、中国の山岳地帯
  • 和名:りんご(林檎)
  • 英語:apple
  • フランス語:pomme
  • ドイツ語:Apfel

原産地はコーカサス地方の北部、中央アジア、中国の山岳地帯と考えられています。

人間が初めて食べた果物がりんごです。起源は約8,000年前と言われています。

日本には江戸幕府に「和リンゴ」という名前のものがありましたが、現在のりんごは明治時代の初期に輸入さた西洋種です。

これまで600種以上の品種が持ち込まれましたが、今も栽培されているものは20種ほど。

明治時代から栽培され、戦後、接ぎ木技術が進歩したことで、品種改良がされるようになりました。

大きく分けると赤系のもの青系のものに。どちらも寒冷な気候を好みます。

 

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栄養成分

りんご

栄養成分名称 100gあたりの栄養成分含有量
水分 84.9g
たんぱく質 0.2g
脂質 0.1g
炭水化物 14.6g
灰分 0.2g
カリウム 110mg
カルシウム 3mg
マグネシウム 3mg
リン 10mg
ビタミンB1 0.02mg
ナイアシン 0.1mg
ビタミンB6 0.03mg
ビタミンC 4mg
食物繊維 1.5g

カリウム、カルシウム、鉄分、食物繊維、ビタミンC、ミネラル類、有機酸などを含み、栄養価が高い果物です。

水溶性食物繊維のペクチン※、不溶性食物繊維のセルロースやレグナンにはコレステロールの吸収を阻害する効能があることから、コレステロールの降下が期待できます。

(※食物繊維のペクチンはりんごの皮に多く含まれているので、皮ごと食べると栄養価が高くなります)

高血圧予防、便秘解消、疲労回復、虫歯予防、発育促進、ポリフェノールによる抗酸化作用、脂肪を下げる、老化防止の効果もあります。

複数の栄養があることから、りんごを毎日意識して食べるように習慣化しておくようにしましょう。

 

カロリー

りんご

  • 54kcal(100gあたり)

 

旬:美味しい時期

りんご

さまざまな品種が、8月〜翌年の5月までの10ヶ月間ほど出回ります。

年間を通して出回っているのは、収穫してから低温貯蔵で呼吸を抑制し、長期間少しずつ出荷されるから。

1年を通じて食べられていますが、9月~11月が旬の果物です。

 

産地

りんご

  • 青森県
  • 長野県
  • 岩手県

 

美味しいりんごの選び方・見分け方

りんご

  • りんごの皮の色が濃く、ツヤとハリがあるものを選ぶ
  • 軸に弾力があり、太くしっかりとしているもの
  • 手に持って重量感があるもの選ぶ
  • おしりのくぼみが深いほど甘い

りんごは熟していくると皮が赤くなり、下部も緑色から黄色または赤色になっていきます。

できるだけ赤くてツヤのあるものを選びましょう。表面がベタついているぐらいのものが熟しています。

なければ比較的赤いものを選び、数日置いて赤く変色してから食べるようにしましょう。

軸に弾力があり、太くしっかりしているものを選びましょう。軸にしわがあったり、しなびているたり、折れているものは鮮度が落ちているので注意。

りんごの種類によりますが、完熟すると表面を保護するためのろう物質を多く分泌するものがあります。

あまりに光っているとワックスを塗っていると思いがちですが、日本のりんごはワックスを塗っていません。自然のツヤです。

このベタつきは果皮の表面を守り、鮮度を保とうとするろう物質で、白い粉は果粉。

りんごを切った時に種の周辺に黄色い蜜が付いていることがあります。

これは糖アルコールのソルビトールが染み出したものです。

この部分は甘くありませんが、りんごが完熟しているサインでもあるので、全体の糖度が高くなっています。

そのため「蜜入り」=「甘い」とされています。