夏の代表の果物として挙げられるのがすいか(スイカ)です
すいかの特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、美味しいすいかの選び方・見分け方について順に紹介します。
特徴
- 学名:Citrulius vulgaris
- 分類:ウリ科スイカ属
- 原産地:熱帯アフリカ
- 漢字:西瓜
- 英語:watermelon
- フランス語:pasteque
- ドイツ語:Wassermelone
夏の風物詩と言えばすいかです。海岸でスイカ割りをしてみんなで食べるという楽しみがあります。
原産地は熱帯アフリカのカラハリ砂漠とする説が有力。
日本には明治時代に入ってきましたが、その後、品種改良を繰り返し現在のすいかが作られました。
重さは1.5kgぐらいの小玉すいか、3〜9kgの大玉すいかがあります。
一般的な球形、超球形があります。
果肉の色は赤色がほとんどですが、一部黄色もあります。
最近ではカットして販売されることが増え、買いやすくなりました。
栄養成分
栄養成分名称 | 100gあたりの栄養成分含有量 |
---|---|
水分 | 89.6g |
タンパク質 | 0.6g |
炭水化物 | 9.5g |
灰分 | 0.2g |
カリウム | 120mg |
マグネシウム | 11mg |
リン | 8mg |
鉄 | 0.2mg |
ビタミンA(βカロテン) | 830μg |
ビタミンB1 | 0.03mg |
ビタミンB6 | 0.07mg |
ビタミンC | 10mg |
食物繊維 | 0.3g |
果肉には抗酸化作用のあるカロテンとリコピン、利尿作用のあるカリウムが含まれています。
皮にはカリウムとシトルリン(アミノ酸の一種)が多く含まれていて、高血圧や動脈硬化の予防効果があります。
緑色のかたい部分をむいて少し干し、塩やぬかで軽く漬けると、爽やかな風味の浅漬が簡単にできます。
種子にはリノール酸が多く含まれているので、フライパンでいってから皮をむいて食べる国もあります。
カロリー
- 37kcal(100gあたり)
旬:美味しい時期
5月〜6月に出回る熊本産のハウス栽培と、7月〜8月に出回る露地ものの2回旬があります。
どちらも美味しい味ですが、価格が安くなるのは露地ものの最盛期である7月と8月です。
産地
- 千葉県
- 熊本県
- 山形県
美味しいすいかの選び方・見分け方
丸いすいかとカットスイカの選び方をまとめました。
丸いすいかの選び方
- 丸くてずしりと重たいものを選ぶ
- 果皮にツヤがあり、緑色と黒色のコントラストがはっきりしているものを選ぶ
- さわると少しザラザラしているもの
- 軽く叩いてボコボコとした音がしたら、熟しすぎているか、空洞ができていることがある
カットスイカの選び方
- 切り口が瑞々しく、種がしっかり黒いものが完熟
- 切った断面に空洞がなく、切り口が滑らかのもの
- 果肉が赤く、鮮やかなもの
- 種が周囲に広がっているものは、よく生長しているので甘い。
一玉買う場合は、手にとって丸くて重いものを選びましょう。皮の(しま)模様がはっきりしているものがおすすめ。
カットされたすいかを買う場合は、果肉が赤くて、空洞がなく、切り口がなめらかなものを選んで下さい。
果肉で甘い部分は真ん中、つるのそば、種のまわりです。