果汁たっぷり、紅茶には欠かせないのがレモン。かんきつ類の中で最もビタミンCが豊富です。
レモンの特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、美味しいレモンの選び方・見分け方について順に紹介します。
特徴
- 学名:Citrus limon
- 分類:ミカン科ミカン属
- 原産地:ヒマラヤ東部、インド北部
- 英語:lemon
- フランス語:citron
- ドイツ語:Zitrone
原産地はインド北部、ヒマラヤ東部。
紅茶にレモンは欠かせず、ティーカップ用に直径5〜6cmのレモンが収穫されています。
日本には明治時代に伝わり栽培されていたが、輸入が自由化されてからは生産が圧迫され、現在はほとんどが輸入品です。
レモンの木。未熟の時は緑色。
栄養成分
栄養成分名称 | 100gあたりの栄養成分含有量 |
---|---|
水分 | 85.3g |
タンパク質 | 0.9g |
脂質 | 0.7g |
炭水化物 | 12.5g |
カリウム | 130mg |
カルシウム | 67mg |
鉄 | 0.2mg |
ビタミンB1 | 0.07mg |
ビタミンB2 | 0.07mg |
ビタミンB6 | 0.08mg |
ビタミンC | 100mg |
ナイアシン | 0.2mg |
パントテン酸 | 0.39mg |
食物繊維 | 4.9g |
ビタミンC(免疫力を高める、風邪の予防)とクエン酸(疲労回復効果のある、ストレス軽減)が多く含まれているのが特徴。
昔から航海や遠征のときのビタミンCの補給源として重宝されていました。
ビタミンCの含有量は1個に約100mgと、かんきつ類の中でも最も多く含まれています(皮にもたっぷり)。
動脈硬化を防ぐルチン、利尿作用を高め、高血圧予防に効果があるカリウムも多く含まれています。
カロリー
- 54kcal(100gあたり)
旬:美味しい時期
輸入ものは1年中出回っていますが、国産品が出回るのは9月〜1月です。特に冬が旬。
国産レモンは1%程度で、ほとんどが輸入品になります。
産地
- 広島県
- 愛媛県
- 熊本県
現在は広島、愛媛、熊本で栽培されています。
輸入ものはアメリカ(カリフォルニア産)、チリ、南アフリカが多いです。
チリ産レモンのおかげで、夏場にも新鮮なレモンが食べられるようになりました。
美味しいレモンの選び方・見分け方
- 皮がなめらかで適度なハリがあるもの
- ツヤとしっとり感があるものを選ぶ
- 輸入レモンは皮の黄色が鮮やかなものを選ぶ
- きれいな楕円形をしていて、重みがあるものを選ぶ
- 全体的に香りが強いもの
- 軸は緑色のものが新鮮
軸が緑色をしていて、ツヤと独特のしっとり感があり、重いものを選びましょう。
色ムラがなくてきれいなものがおすすめ。
古くなると皮は柔らかくなります。ただし、かたすぎるものは皮が厚く果汁が少ないので避けましょう。