「世界三大美果」や「果物の女王」と言われているのがマンゴスチン。
マンゴスチンの特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、美味しいマンゴスチンの選び方・見分け方について順に紹介します。
特徴
- 学名:Garcinia mangostana
- 分類:オトギリソウ科フクギ属
- 原産地:マレー半島、スンダ列島
- 別名:マンギス、マンゴスタン、マンゴステン
- 英語:mangosteen
- フランス語:mangouste
- ドイツ語:Mangostane
ヴィクトリア女王やヨーロッパで人気の果物。
マンゴー、チェリモヤとともに世界三大美果として知られています。
柔らかい果肉や、香りがよくさわやかで上品な甘みがあることから、「トロピカルフルーツの女王」「果物の女王」とも言われています。
皮は赤紫色をしていますが、果実は半透明の白色で、みかんのように4〜8個に分けられています。
東南アジアのマレー半島が原産とされており、現在では東南アジア、南アジア、中南米の一部で栽培されています。
日本には沖縄が環境として可能ですが、マンゴスチン栽培にはこれまで成功していません。
栄養成分
栄養成分名称 | 100gあたりの栄養成分含有量 |
---|---|
水分 | 80.5g |
タンパク質 | 0.6g |
炭水化物 | 17.5g |
脂質 | 0.2g |
カリウム | 100mg |
カルシウム | 6mg |
リン | 12mg |
亜鉛 | 0.2mg |
マンガン | 0.35mg |
鉄分 | 0.1mg |
ビタミンA(βカロテン) | 0μg |
ビタミンB1 | 0.11mg |
ビタミンB2 | 0.03mg |
ナイアシン | 0.5mg |
ビタミンB6 | 0.04mg |
パントテン酸 | 0.33mg |
ビタミンC | 3mg |
食物繊維 | 1.4g |
果実にはビタミンB1、B2、B6や、マンガンをやや多めに含んでいます。
タンパク質分解酵素を含んでいるので、肉料理の後のデザートとして最適です。
栄養価で言うと、皮(外果皮)に強い抗酸化作用を持つキサントン(ポリフェノールの一種)が豊富で、サプリメントや石鹸として利用されています。
皮のキサントンを使った石鹸は美白効果があると評判で、タイのお土産で人気になっています。
カロリー
- 67kcal(100gあたり)
旬:美味しい時期
旬は6月〜8月の夏にかけて美味しく食べられます。
産地
- タイ
日本で食べられるマンゴスチンのほぼ100%がタイからの輸入です。
美味しいマンゴスチンの選び方・見分け方
- 皮に水分があるもの
- 触ってほどよい弾力があるものを選ぶ
果皮に水分があり、ツヤがあるものを選びましょう。
手に持てるのであれば弾力があるものがジューシーです。
皮の色が赤紫色から紫色に変わったら食べごろ。