パパイヤ

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パパイヤ 果物

甘い香りとなめらかな食感、トロピカルな果物がパパイヤです。

パパイヤの特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、美味しいパパイヤの選び方・見分け方について順に紹介します。

 

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特徴

パパイヤ

  • 学名:Carica papaya
  • 分類:パパイヤ科パパイヤ属
  • 原産地:熱帯アメリカ
  • 別名:モッカ、モクカ(木瓜)、チチウリ
  • 地方名:ばんしょーうい、まんじゅ、まんずい
  • 英語:papaya
  • フランス語:papaye
  • ドイツ語:Papaye

園芸学会の正式呼称はパパイアですが、農業界ではパパイヤとなっています。

熱帯アメリカ(南アメリカ、メキシコ南部から西インド諸島)が原産。

16世紀の初めに発見され、熱帯の国々で栽培されています。

日本でも18世紀から沖縄で栽培されるようになりました。現在は南部の温かい気候を中心に栽培されています。

沖縄では庭に自生しているところもありますが、茎が弱いことから、台風が多い時期は生産量が不安定になっています。

パパイヤの木

▲パパイヤの木。未熟のときは緑色をしている

 

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栄養成分

パパイヤ

栄養成分名称 100gあたりの栄養成分含有量
水分 89.2g
タンパク質 0.5g
炭水化物 9.5g
灰分 0.6g
カリウム 210mg
カルシウム 20mg
マグネシウム 26mg
鉄分 0.2mg
0.80mg
ビタミンA(βカロテン) 480μg
ビタミンB1 0.02mg
ビタミンB2 0.04mg
ビタミンC 50mg
ビタミンE 0.3mg
葉酸 37μg
食物繊維 2.2g

風邪予防や抗酸化作用に効果があるビタミンC、ビタミンE、カロテンが豊富に含まれています。

高血圧予防に効くカリウム、脂質や糖質の代謝に必要なナイアシン、毛髪や精神の安定に効果があるビタミンB6も多く含まれています。

特に妊娠初期に必要な葉酸が多く、果物の中でも多い方です。

未熟の青パパイヤには、タンパク質を分解酵素であるパパインが含まれているので、肉料理のあとの胃もたれを防ぐことからデザートにおすすめ。

パパイヤ

熟するとパパイン、リン、鉄などがのミネラル類が減りますが、逆にビタミンC、カロテン、葉酸が増えます。

果肉が黄色いものにはガン予防の効果が期待できるβ-クリプトキサンチンが豊富。

また、果肉が赤いものには呼吸器系の免疫力を高めて動脈硬化の予防効果が期待できるリコピンが含まれています。

 

カロリー

パパイヤ

  • 38kcal(100gあたり)

 

旬:美味しい時期

パパイヤ

国産パパイヤは春の後半から夏にかけてが美味しく食べられます。

 

産地

パパイヤ

  • 鹿児島県
  • 沖縄県
  • 宮崎県

鹿児島、沖縄、宮崎を中心に栽培されていますが、輸入ものと比較すると、国産はわずかです。

主にアメリカ・ハワイの「ソロ」、熱帯アメリカの「サンライズ」が輸入されています。

「サンライズ」の方が「ソロ」より2〜3度高いです。

 

美味しいパパイヤの選び方・見分け方

パパイヤ

  • ツヤがあり重みがあるものを選ぶ
  • 皮が乾燥せずしっとりとしているものを選ぶ
  • 果皮が黄色く変化し、香りが出てきたら完熟

手に持って充分なボリュームがあり、重いものがおすすめ。

購入後、追熟させると、ねっとりと濃厚な香りが出てきます。

皮が柔らかくなり、色が黄色くなったら食べごろ。

下の方が甘いので、縦に切って食べると均等な甘さになります。