甘酸っぱいゼリー状の果肉と小さな種の部分を食べるのがパッションフルーツ。
日本ではクダモノトケイソウ(果物時計草)とも呼ばれています。
パッションフルーツの特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、美味しいパッションフルーツの選び方・見分け方について順に紹介します。
特徴
- 学名:Paassiflora edulis
- 分類:トケイソウ科トケイソウ属
- 原産地:南米
- 英語:passion fruit
- 和名:クダモノトケイソウ
- フランス語:fruit de la passion
- ドイツ語:Passionsfrucht
パッションフルーツの和名は「クダモノトケイソウ(果物時計草)」と言います。
時計のような花の形をしていて、トケイソウの仲間であったことが由来です。
▲パッションフルーツの花(クダモノトケイソウ:果物時計草)
英語では時計のことを”Passion flower”と呼ぶことから「パッションフルーツ」と名付けられました。
このパッションは、花の中心が十字架のようにみえることから「キリストの受難」を意味しています。「情熱」という意味ではありません。
高山植物のため、高温を嫌うという亜熱帯植物とは思えないと特徴があります。
日本では昔から奄美諸島、南西諸島などで栽培されています。
栄養成分
栄養成分名称 | 100gあたりの栄養成分含有量 |
---|---|
水分 | 82.0g |
タンパク質 | 0.8g |
炭水化物 | 16.2g |
灰分 | 0.6g |
カリウム | 280mg |
マグネシウム | 15mg |
鉄分 | 0.6mg |
銅 | 0.80mg |
ビタミンA(βカロテン) | 1100μg |
ビタミンB2 | 0.09mg |
ビタミンB6 | 0.09mg |
ビタミンC | 16mg |
ナイアシン | 1.9mg |
葉酸 | 86μg |
食物繊維 | 0g |
カロテンが多く含まれているので、老化防止や免疫力の強化、視力の低下を防いだり、皮膚や粘膜を正常に保つ効果が期待できます。
高血圧予防に効果があるカリウム、精神の安定や毛髪の健康に効果があるビタミンB6、糖質や脂質の代謝に必要なナイアシンも含まれています。
その他、特に注目されるのは妊娠初期に必要とされる葉酸が多いことです。
種には貧血を予防する鉄分やリンも豊富。リンは神経や筋肉の働きを正常に保ちます。
カロリー
- 64kcal(100gあたり)
旬:美味しい時期
完熟して自然に落下したものを収穫します。香りの高い良品のみ選び出され出荷されます。
産地
- 鹿児島県
- 沖縄県
- 東京都
鹿児島県の奄美諸島と沖縄県、東京都の島を中心に栽培されています。
主にニュージーランド、アメリカから輸入されています。
美味しいパッションフルーツの選び方・見分け方
- 皮にへこみや傷がないものを選ぶ
- さわやかな香りのするもの
- 皮にしわがよってきたら熟した証拠
- 全体が小豆色になったら食べごろ
皮のしわが出てかさついてきたら、熟度が進み食べごろになります。
食べごろになると香りが強くなるので、それがサイン。
追熟させると酸味が消えて、独特の甘酸っぱさが増していきます。