青紫色の小粒の実で、甘酸っぱい味なのがブルーベリー。
目が良くなる果物として人気になりました。
ブルーベリーの特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、美味しいブルーベリーの選び方・見分け方について順に紹介します。
特徴
- 学名:Vaccinium spp.
- 分類:ツツジ科スノキ属
- 原産地:北アメリカ
- 英語:blueberry
- フランス語:myrtille
- ドイツ語:Heidelbeere
ブルーベリーは北アメリカ原産で、20世紀に誕生した新しい果物です。
第2次世界対戦中、ブルーベリージャムが大好きなイギリス人の空軍パイロットが、夜中でもよく目が見えたことから、ブルーベリーの研究が始まりました。
日本でもブルーベリージャムがお店で見かけるようになったのは、1970年代後半から。
今でもケーキ、パイ、ヨーグルト、ジャムなど加工したブルーベリーが多く食べられています。
栄養成分
栄養成分名称 | 100gあたりの栄養成分含有量 |
---|---|
水分 | 86.4g |
炭水化物 | 12.9g |
カリウム | 70mg |
カルシウム | 8mg |
リン | 9mg |
鉄 | 0.2mg |
ビタミンA(βカロテン) | 55μg |
ビタミンB1 | 0.03mg |
ビタミンB2 | 0.03mg |
ビタミンB6 | 0.05mg |
ビタミンC | 9mg |
ビタミンE | 1.7mg |
食物繊維 | 3.3g |
ブルーベリーが目に良いと言われているのは、青紫色の色素にアントシアニンが多く含まれているからです。
1日あたり40g(20〜30粒)食べると、眼精疲労に効き、視力回復の効果が期待できます。
また、果物の中でビタミンEも豊富。
活性酵素を取り除く抗酸化作用もあり、老化防止、ガン予防、血行をよくするので肩こり、冷え性の改善にも効果があります。
食物繊維も多く含まれているので、便秘解消にも期待できます。
カロリー
- 49kcal(100gあたり)
旬:美味しい時期
国産ブルーベリーは6月から9月まで出荷されていますが、6月から8月が旬。
生食できるのはこの時期だけです。
海外からの輸入が多く、春と秋はアメリカ、冬と初春はニュージーランドを中心に、チリ、オーストラリア、カナダと色々な国から輸入されていることから、1年中食べることができます。
産地
- 長野県
- 岩手県
- 青森県
美味しいブルーベリーの選び方・見分け方
- 果皮にハリがあるもり、比較的大粒のものを選ぶ
- 皮の色が濃く、鮮やかな青紫色のものを選ぶ
- 白い粉(ブルーム)が付いているのが新鮮
- 穴の部分がひからびていないもの
皮の色が黒色に近いぐらいに濃いものがよく熟している証拠。
大粒で、少し平らなものが、よく育っています。逆に小粒のものは、酸っぱい可能性が高いです。
鮮度の良いブルーベリーには白い粉(ブルーム)付いています。