酸味と甘みのバランスのより味わいが特徴のグレープフルーツ。
ほとんどが輸入品。産地リレーで1年中食べられます。
グレープフルーツの特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、美味しいグレープフルーツの選び方・見分け方について順に紹介します。
特徴
- 学名:Citrus aurantium L.
- 分類:ミカン科ミカン属
- 原産地:西インド諸島
- 英語:grapefruit
- フランス語:pamaplemousse
- ドイツ語:Ggrapefruit
グレープフルーツという名前は1800年代に付けられました。
木の果実が小枝に3〜10ほどの房状だったのを見て、まるでぶどう(グレープ)のように見えたので、そう呼ばれるようになりました。
1750年代に西インド諸島で発見され、19世紀初頭に種子をアメリカのフロリダに持ち込まれました。
それがテキサスやカリフォルニアに広まっていき、世界中に広まっていきました。
日本には主に南アフリカ産とアメリカ産が多く出回っています。
色々な品種がありますが、主にホワイト系の「マーシュ」、ピンク系の「ピンク」「ルビー」があります。
ルビー種は酸味が少なく甘いです。
栄養成分
栄養成分名称 | 100gあたりの栄養成分含有量 |
---|---|
水分 | 89.0g |
タンパク質 | 0.9g |
炭水化物 | 9.6g |
配分 | 0.4g |
カリウム | 140mg |
カルシウム | 15mg |
リン | 17mg |
銅 | 0.04mg |
ビタミンB1 | 0.07mg |
ビタミンB2 | 0.03mg |
ビタミンB6 | 0.04mg |
ビタミンC | 36mg |
ナイアシン | 0.3mg |
食物繊維 | 0.6g |
成分のほとんどを水分が占めるのがグレープフルーツ。
ビタミンC、ビタミンB1、カルシウム、クエン酸を豊富に含んでいます。
実の半分を食べれば、1日に必要なビタミンCを摂ることができます。
さらにビタミンCの吸収をよくするフラボノイドも含まれているので、相乗効果で美肌効果や美肌保持、疲労回復、老化防止に効果を期待できる果物です。
ルビー種にはリコピンやカロテンも含まれています。
その他、苦みに含まれている成分には発がん物質を体外に排出し、ガン予防に効果的です。
カロリー
- 38kcal(100gあたり)
旬:美味しい時期
- 1月:輸入(アメリカ・カリフォルニア産)(イスラエル産)
- 2月:輸入(アメリカ・カリフォルニア産)(イスラエル産)
- 3月:輸入(アメリカ・フロリダ産)
- 4月:国産、輸入(アメリカ・フロリダ産)
- 5月:国産、輸入(アメリカ・フロリダ産)
- 6月:輸入(アメリカ産)
- 7月:輸入(南アフリカ産)
- 8月:輸入(南アフリカ産)
- 9月:輸入(南アフリカ産)
- 10月:輸入(南アフリカ産)
- 11月:輸入(アメリカ・カリフォルニア産)(イスラエル産)
- 12月:輸入(アメリカ・カリフォルニア産)(イスラエル産)
グレープフルーツのほとんどが輸入品で、産地リレーが行われているため1年中出回っています。
アメリカのフロリダ産は4月〜6月が旬。
寒さに弱いため、温かい気候の時期は果汁たっぷりの味になります。
最近、国産のグレープフルーツが栽培されていますが、地元でしか出回っていません。
国産は4月〜5月が旬。
産地
- 輸入:南アフリカ
- 輸入:アメリカ(フロリダ産、カリフォルニア産)
- 輸入:イスラエル
- 静岡県
- 熊本県
- 宮崎県
ほとんどが南アフリカ産、アメリカ(フロリダ産、カリフォルニア産)、イスラエル産の輸入もの。
国産では静岡、熊本、宮崎で栽培されていますが、全国にはほとんど出回っていません。
国産グレープフルーツは、輸入品よりは酸味が多いのが特徴です。
美味しいグレープフルーツの選び方・見分け方
- 形がよく、皮にハリがあり、へこみがないものを選ぶ
- 皮の色が鮮やかで、色がのっているもの
- 丸みがありずしりとした重みがあるのを選ぶ
- 触った時に皮に厚みを感じるものが良い
皮にふっくらとした丸みがあり、皮がはちきれそうなハリがあるもの、手に持ってずしりとした重みのあるものを選びましょう。
多少しみがあっても、味とは無関係なので気にしなくてもOKです。
軽いものやへこみが大きいものは、水分が抜けている場合があるので、実がパサパサの可能性があります。
生産地が寒波などで天候の影響を受けたのかもしれません。