甘酸っぱくて独特の風味があるのがざくろ(ザクロ)、赤い宝石と言われています。
ざくろの特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、美味しいざくろの選び方・見分け方について順に紹介します。
特徴
- 学名:Punica granatum
- 分類:ザクロ科ザクロ属
- 原産地:イラン
- 和名:ザクロ(石榴・柘榴・若榴)
- 英語:pomegranate
- フランス語:grenade
- ドイツ語:Granatapfel
イラン原産説、南ヨーロッパ説、カルタゴなどの北アフリカ説があります。
古代から栽培されており、イラン付近の原産から中国、ヨーロッパに広まったと言われています。
世界各地で栽培されており、特にトルコや中東で人気。
日本には平安時代に渡来したとされています。現在では観賞用として、東北地方南部から沖縄まで植えられています。
熟した果実に多数の赤い種子が見られることから、子孫繁栄の意味を持ち、世界的に子宝のシンボルとされています。
栄養成分
栄養成分名称 | 100gあたりの栄養成分含有量 |
---|---|
水分 | 84.6g |
タンパク質 | 0.6g |
脂質 | 0g |
炭水化物 | 15.5g |
灰分 | 0.4g |
カリウム | 250mg |
カルシウム | 8mg |
マグネシウム | 6mg |
リン | 15mg |
鉄分 | 0.1mg |
亜鉛 | 0.2mg |
銅 | 0.06mg |
マンガン | 0.05mg |
ビタミンA(βカロテン) | 0μg |
ビタミンB1 | 0.01mg |
ビタミンB2 | 0.01mg |
ビタミンB6 | 0.04mg |
ビタミンC | 10mg |
ナイアシン | 0.2mg |
パントテン酸 | 0.32mg |
食物繊維 | 0g |
女性ホルモンに似た性質を持っているエストロゲン様物質で、善玉コレステロールを増やして、血液をサラサラにし、更年期障害、脳の活性化、成人病予防、しわ、くすみ、肌荒れにも効果的です。
このエストロゲン様物質は種の部分に多いので、種ごとミキサーにかけてジュースにするのがおすすめです。
その他、抗酸化作用が赤ワインよりも強いと言われているメラニン色素の働きを抑制するため、美白効果や健脳効果が期待できます。
カロリー
- 54kcal(100gあたり)
旬:美味しい時期
国産は少量しか生産されていません。出回っているザクロは輸入ものです。
アメリカ輸入のザクロは9月〜11月が旬。
産地
- アメリカ
- イラン
- トルコ
日本での生産は減少傾向があり、ほとんどが輸入に頼っています。
美味しいざくろの選び方・見分け方
- 皮の色が濃く、果実が割れていないものを選ぶ
- 持ってみて重みがあるものを選ぶ
果皮が綺麗な赤色で、傷やひび割れが無いものを選びましょう。