梅(うめ)

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梅(うめ) 果物

他の果物は甘さが特徴ですが、梅(うめ・ウメ)は酸味が特徴。

この酸味のおかげで、疲労回復や肩こり解消など、幅広い効果があります。

梅の特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、美味しい梅の選び方・見分け方について順に紹介します。

 

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特徴

梅(うめ)

  • 学名:Prunus mume
  • 分類:バラ科サクラ属
  • 原産地:中国中部
  • 和名漢字:梅
  • 英語:Japanese apricot、Japanese plum、(Chinese plum)
  • フランス語:une prune(梅干し:une prune marine)
  • ドイツ語:Ume、eine Pflaume(梅干し:eine marinierte Pflaume)

梅(うめ)の語源は諸説あり、中国語の梅(マイ、メイ、ムイ)が日本で発音されるようになり「ウメ」となった説や、韓国語のマイから来た説、漢方薬の烏梅(ウメ)から来た説などがあります。

中国中部が原産で、古くから栽培されていて野生化もしています。紀元前から酸味料として用いられていました。

「いい塩梅(あんばい)」「丁度良い塩梅(あんばい)」という言葉は梅と白の味付けがうまいこといったことを示す言葉が語源になっています。

日本には弥生時代に朝鮮半島を経て入った説、遣唐使が日本に持ち帰った説があります。

奈良時代の遣唐使の説だと、梅は薬木として紹介されました。

日本には食べる果樹や観賞用の花木、園芸品種がありますが、奈良時代から観賞用として親しまれ、果実の栽培は江戸時代から行われていました。

 

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栄養成分

梅(うめ)

栄養成分名称 100gあたりの栄養成分含有量
水分 90.4g
タンパク質 0.7g
脂質 0.5g
炭水化物 7.9g
カリウム 240mg
カルシウム 12mg
0.6mg
0.05mg
マンガン 0.07mg
ビタミンA(βカロテン) 240μg
ビタミンB1 0.03mg
ビタミンB2 0.05mg
ビタミンB6 0.06mg
ビタミンE 3.3mg
食物繊維 2.5g

主成分のクエン酸などを含んでいる有機酸が疲労物質である乳酸を代謝分解するので、筋肉にたまるのを防ぎます。

そのため首こり、肩こり、疲労回復、食欲増進、利尿作用、殺菌・防臭作用の効果が期待できます。

※梅干しや梅酒にも同様の効果が期待できます。

カリウム、ビタミンE、カロテンなどを多く含みますが、未熟果には中毒を起こす有害物質が含まれている可能性があるので、青梅の生食はやめましょう

 

カロリー

梅(うめ)

  • 28kcal(100gあたり)

 

旬:美味しい時期

梅(うめ)

初夏の5月〜6月に出回ります。

梅干し、梅シロップ、梅酒にする方が多いです。

 

産地

梅(うめ)

  • 和歌山県
  • 群馬県

 

美味しい梅(うめ)の選び方・見分け方

梅(うめ)

  • 皮が鮮やかな緑色で、傷の無いものを選ぶ
  • 梅酒には青梅を、梅干しや梅ジャムには黄色い完熟したものを選ぶ

皮がきれいで鮮やかなもの、傷がないものを選びましょう。

熟していない青梅、または完熟した黄梅は目的によって買い分けましょう。

梅干しや梅ジャムは熟して黄色くなった果実を選ぶようにして下さい。