クリームのような上品な香り、やらかい果肉から「森のアイスクリーム」と呼ばれているのがチェリモヤです。
チェリモヤの特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、美味しいチェリモヤの選び方・見分け方について順に紹介します。
特徴
- 学名:Anona cherimola
- 分類:バンレイシ科スバンレイシ属
- 原産地:ペルー、エクアドル
- 別名:セリモリアアノナ
- 英語:cherimoya
- フランス語:anone
- ドイツ語:Cherimolie
チェリモヤはマンゴー、マンゴスチンと共に「世界三大美果※」や「森のアイスクリーム」「アンデスのシャーベット」と言われています。
名前は、ケチュア語でcold seeds(寒い高地に生える植物)という意味。
果肉は白いクリーム状で、糖度は20以上と甘く、上品な香り、少し酸味がある上品な美味しさがある果物です。
原産地は南米ペルー、エクアドルのアンデス山脈付近ですが、世界各地の熱帯地方で栽培されています。
日本には1980年代に導入され、1987年に和歌山県で国内で初めて商品化に成功しました。
※世界三大美果は複数あり、パイナップル、マンゴー、チェリモヤという説もあります。
栄養成分
栄養成分名称 | 100gあたりの栄養成分含有量 |
---|---|
水分 | 78.1g |
タンパク質 | 1.3g |
炭水化物 | 19.8g |
脂質 | 0.3g |
カリウム | 230mg |
カルシウム | 9mg |
リン | 20mg |
鉄分 | 0.2mg |
ビタミンA(βカロテン) | 3μg |
ビタミンB1 | 0.09mg |
ビタミンB2 | 0.09mg |
ビタミンB6 | 0.23mg |
ビタミンC | 34mg |
ナイアシン | 0.7mg |
食物繊維 | 2.2g |
血行をよくするナイアシン、ビタミン類、ミネラル類が豊富に含まれています。
またタンパク質、食物繊維などもバランスよく含んでおり、全体的に栄養価が高い果物と言えるでしょう。
カロリー
- 78.1kcal(100gあたり)
旬:美味しい時期
国産のチェリモヤは9月〜11月が旬。
輸入ものは12月〜5月が旬。
産地
- 和歌山県
国産では和歌山県で生産されていますが、ほとんど流通していません。
出回っているチェリモヤは輸入ものになります。
美味しいチェリモヤの選び方・見分け方
- 果実の形がふっくらとしているもの
- ハリがあるものを選ぶ
ツヤとハリがあり、果皮がふっくらしているものを選びましょう。
追熟し、皮の色が全体に茶色に変わるとやわらかくなります。そうなると食べごろです。