龍のうろこのように見えることからドラゴンフルーツと呼ばれているのがピタヤ。
今ではドラゴンフルーツと呼ばれることが多く一般化しています。
ドラゴンフルーツ(ピタヤ)の特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、美味しいドラゴンフルーツ(ピタヤ)の選び方・見分け方について順に紹介します。
特徴

- 学名:Hylocereus undatus
- 分類:サボテン科ヒロセレウス属(ヒモサボテン属)
- 原産地:メキシコ
- 別名:ドラゴンフルーツ、恐竜の卵
- 英語:pitaya
- フランス語:pitahaya
- ドイツ語:Pitahaya
ピタヤは皮が龍のうろこのように見えることから、ドラゴンフルーツと呼ばれています。

色はホワイト種(白肉種)、レッド種(赤肉種)、イエロー種(黄皮白肉種)。

サンカクサボテンの果実の総称ということで、サボテンの仲間であることから、育てやすいのが特徴で、園芸用としても人気があります。
ピタヤを食べると甘みと酸味がありますが、南国フルーツのイメージより薄味、さっぱり味。
その理由は、輸入する時に未熟果の状態で収穫しているから。ドラゴンフルーツ(ピタヤ)は追熟で甘くならないので、日本で食べるものは甘さがそれほどありません。
生食以外に、ゼリー、ジャム、アイスクリームとしても用いられています。

最近になり、沖縄県や九州で少しずつ栽培されるようになりました。国内栽培のものは完熟できるので輸入よりも甘いのが特徴です。
ただしそれほど流通せず、みかけるドラゴンフルーツ(ピタヤ)は輸入ものになります。
栄養成分

| 栄養成分名称 | 100gあたりの栄養成分含有量 |
|---|---|
| 水分 | 85.7g |
| タンパク質 | 1.4g |
| 脂質 | 0.3g |
| 炭水化物 | 11.8g |
| 灰分 | 0.8g |
| カリウム | 350mg |
| カルシウム | 6mg |
| マグネシウム | 41mg |
| マンガン | 0.09mg |
| リン | 29mg |
| 鉄分 | 0.3mg |
| ビタミンB1 | 0.08mg |
| ビタミンB2 | 0.06mg |
| ビタミンB6 | 0.05mg |
| ビタミンC | 7mg |
| 食物繊維 | 1.9g |
カルシウム、リン、鉄分などのミネラル類が豊富なので、貧血予防に効果的です。
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6も多く含まれていることから、コレステロール値や血糖値を下げ、免疫効果を高める働きがあります。
カロリー

- 50kcal(100gあたり)
旬:美味しい時期

日本で栽培されるドラゴンフルーツ(ピタヤ)は6月〜11月が旬。
それ以外では輸入ものになります。
産地

- 沖縄県
- 鹿児島県
- 宮崎県
国産ドラゴンフルーツ(ピタヤ)の生産量は以前は沖縄県が約90%を占めていましたが、最近では鹿児島県でも生産量が増え、沖縄52%、鹿児島で41%ほどになっています。
南国フルーツのため、輸入が多いのが特徴。
美味しいドラゴンフルーツ(ピタヤ)の選び方・見分け方

- うろこ状の皮にハリがあり、しなびていないものを選ぶ
ツヤとハリがあるもの、しなびていないものを選びましょう。


