桃(もも)

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桃(もも) 果物

桃(もも)は香り、独特の触感、甘みと色々な楽しみ方ができる夏に人気の果物です。

桃の特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、美味しい桃の選び方・見分け方について順に紹介します。

 

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特徴

桃(もも)

  • 学名:Prunus persica
  • 分類:バラ科サクラ属
  • 原産地:中国
  • 英語:peach
  • フランス語:peche
  • ドイツ語:Pfirsich

桃と言えば独特の食感とジューシーな果汁です。特に日本の桃は甘みと香り、とろけるような味覚から世界でも高く評価されている果物です。

原産地の中国では桃はめでたい果実で、多くの伝説があります。

日本では、全国の遺跡から種が発見されていることから、弥生時代には食べられていたことがわかっています。

桃(もも)

「古事記」や「万葉集」などにも多く登場し、平安時代から鎌倉時代には「水菓子」と言われて珍重されていました。

室町時代には、日本では誰でも知っている「桃太郎伝説」が生まれています。

本格的に栽培されるようになったのは、明治時代になってから。

中国やヨーロッパの品種が入ってきて、日本各地で色々な品種が誕生しています。

今ある桃は日本独自のものです。

 

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栄養成分

桃(もも)

栄養成分名称 100gあたりの栄養成分含有量
水分 88.7g
たんぱく質 0.6g
炭水化物 10.2g
カリウム 180mg
カルシウム 4mg
マグネシウム 7mg
リン 18mg
0.1mg
亜鉛 0.1mg
0.05mg
ビタミンB6 0.02mg
ビタミンC 8mg
食物繊維 1.3g

血圧を下げる効果があるカリウムやコレステロール値を下げるナイアシンを多く含んでいます。

食物繊維のペクチンもあることから、整腸作用があり、便秘解消に役立ちます。

その他、ポリフェノールの一種であるカテキンもあるので抗酸化作用によるガン予防や老化防止に期待できます。

桃の葉には、肌荒れを抑える効果があるとして、昔から利用されています。

 

カロリー

桃(もも)

  • 40kcal(100gあたり)

 

旬:美味しい時期

桃(もも)

6月から9月上旬の約3ヶ月間ほど出回りますが、最も美味しいのは後半です。

桃の糖分は早く成熟するものより、遅く成熟するものに多く含まれています。

初期のものは糖度は10%未満ですが、遅いものは平均13〜15%多いものでは16〜17%もあります。

 

産地

桃(もも)

  • 山梨県
  • 福島県
  • 長野県
  • 岡山県

日当たりが良い盆地で、夏の成熟期に雨が少ない地域が栽培に適しています。

山梨、福島、長野、岡山は品質の良さで定評があります。

関西では岡山産の桃が多いです。

 

美味しい桃の選び方・見分け方

桃(もも)

  • 甘い香りがあるもの
  • まんべんなく皮の産毛があり、きれいなもの
  • 皮に傷やへこみが無いもの
  • ふっくらと丸みがあり、きれいな球形で、やや大玉のものを選ぶ
  • 左右対称で、くぼみの周辺が青くないものが完熟している
  • 品種によっては、赤い部分が濃いもの
  • 果肉が鮮やかなピンクのものは甘い

品種によりますが、ピンクに色づく部分が鮮やかで濃いものが美味しいです。

産毛が全体的にあり、瑞々しくきれいなものを選びましょう。

手に持って硬すぎず、皮が薄く感じられるものが良く、窪みが赤いものが熟しています。

甘みが強いことから虫に付きやすいので注意しましょう

数日で腐ってしまうほど柔らかいものもあり繊細なので、保存期間が短いことから比較的高値になっています。

冷やしすぎると甘みが落ちるので、食べる2時間前ぐらいに冷蔵庫に入れましょう。