主にピーナッツと呼ばれている落花生(らっかせい)は、栄養価が高く気軽に摂れる食べ物です。
落花生(ピーナッツ)の特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、落花生(ピーナッツ)の美味しい選び方・見分け方について紹介します。
特徴
- 学名:Arachis hypogaea
- 分類:マメ科ラッカセイ属
- 原産地:中南米
- フランス名:arachide
- ドイツ名:Erdnuβ
- 別名:ピーナッツ、南京豆(ナンキンマメ)
落花生(らっかせい)は木の実(ナッツ)のように思いがちですが、実は豆類の一種です。
通称ピーナッツ。
ピーナッツの「ナッツ」は木の実という意味ですが、殻が硬いことからピーナッツと呼ばれています。
原産地は南部アンデス地方。コロンブスが航海食として利用したことで、世界中に広まりました。
日本には、江戸時代に中国経由で輸入されたことから、別名「南京豆(なんきん豆)」と呼ばれています。
栄養成分
栄養成分名称 | 100gあたりの栄養成分含有量 |
タンパク質 | 12.0g |
脂質 | 24.2g |
カリウム | 450mg |
マグネシウム | 100mg |
リン | 200mg |
亜鉛 | 1.2mg |
マンガン | 0.75mg |
ビタミンB1 | 0.54mg |
ナイアシン | 10.0mg |
ビタミンB6 | 0.21mg |
葉酸 | 150μg |
食物繊維 | 5.0g |
ピーナッツは抗酸化作用が強く、動脈硬化の予防効果があるビタミンE、脳の働きを活性化させるレシチン、ミネラル類、ビタミンB群などを含んでいます。
ビタミンB群の一つナイアシンがアルコールの代謝を助けることから、お酒のおつまみとして食べられています。ビールと柿ピーの相性は最高なのです。
脂質が多いのですが、ほとんどがリノール酸や悪玉コレステロールを下げる効果があるオレイン酸です。
落花生(ピーナッツ)は生や茹で食べるより、炒ったものが栄養価が高く、栄養成分も凝縮されるので、炒った状態で販売されています。
ナイアシンやパントテン酸、食物繊維は炒った落花生(ピーナッツ)の方が倍増されます。
手軽にタンパク質や食物繊維も摂れる食べ物でもあります。
カロリー
- 295kcal(100g):生の落花生(ピーナッツ)
- 562kcal(100g):乾燥の落花生(ピーナッツ)
- 585kcal(100g):炒った落花生(ピーナッツ)
炒ったものはカロリー(エネルギー)が約2倍近くになります。
旬:美味しい時期
生の落花生(ピーナッツ)は8月下旬から9月中旬が旬です。
産地
- 千葉県
- 茨城県
美味しい落花生(らっかせい)の選び方・見分け方
- 殻(さや)のかたいものを選ぶ
- 生の落花生はほとんど国産。新鮮なものを選ぶ
殻(さや)はかたいものを選びましょう。殻(さや)が柔らかいものは、収穫が早すぎることが多いです。
生の落花生(ピーナッツ)はほとんど国産です。それに対し、炒った落花生(ピーナッツ)は輸入品です。
輸入落花生(ピーナッツ)は粒が不揃いで、風味も国産より劣ります。