別名ターメリックとしても知られるのがウコン、外観はショウガによく似ています。
カレーに入れたり、二日酔いを防ぐ作用があることで利用されます。
ウコンの特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、ウコンの美味しい選び方・見分け方について紹介します。
特徴
- 学名:Curcuma longa
- 分類:ショウガ科ウコン属
- 原産地:熱帯アジア
- 英語:turmeric
- 別名:ターメリック、ウッチン(沖縄県)
カレーのスパイスであるターメリックとしても知られているのウコンは、熱帯アジア原産の多年草植物です。
見た目は生姜(ショウガ)に似ているだけあり、ショウガ科に分類されます。
ウコンには色々種類があります。
秋に白い花をつけるが秋ウコン、春にピンクの花をつけるキョウオウを春ウコン、切り口が淡紫のガジュツを紫ウコンと言いますが、一般的にウコンといえば秋ウコンのことをさします。
ウコンと言えば「ウコンの力」などクルクミンの肝機能二日酔い予防のドリンクがよく売れています。
クルクミンは秋ウコンに多く含まれており、春ウコンや紫ウコンにはほとんど含まれていません。
栄養成分
栄養成分名称 | 100gあたりの栄養成分含有量 |
タンパク質 | 9.68g |
炭水化物 | 67.14g |
カリウム | 2080mg |
リン | 299mg |
鉄分 | 55.00mg |
亜鉛 | 4.50mg |
マンガン | 19.8mg |
ビタミンB1 | 0.058mg |
ビタミンB2 | 0.15mg |
ビタミンB6 | 0.107mg |
葉酸 | 20μg |
食物繊維 | 22.7g |
秋ウコンは黄色い色素成分であるクルクミンを多く含み、肝臓の機能を高めて、解毒機能や胆汁の分泌を促進すると言われています。
その他、アズレン、クルクミン、クルクモール、ターメロン、シネオール、エレメン、フラボノイドなど、胃を健やかにしたり抗がん作用がある精油成分もあります。
ウコンを切り刻んだり、すりおろしたりして料理に取り入れれば、天然のサプリメントとして活用できます。
カロリー
- 312kcal(100g)
旬:美味しい時期
産地
- 沖縄県
- 鹿児島県
ウコンは熱帯性気候で栽培されることから、日本国内では沖縄、石垣島、奄美大島、種子島、鹿児島などで栽培されています。
特に沖縄県はウコン産地として有名です。
美味しいウコンの選び方・見分け方
- 皮がしなびていないものを選ぶ
- 鮮やかな黄色からオレンジ色で、スカスカしていないものを選ぶ
見た目は生姜(ショウガ)と似ています。水分が抜けていないものを選びましょう。
水分が抜けているとしなびています。これは切ってからも同様、みずみずしいものとそうでないものはツヤが違うので、すぐに見分けができます。