スーパーのもやし売り場周辺にある、一見かいわれ大根のようなものが「豆苗(とうみょう)」。
栄養価の高いスプラウト(新芽)です。
豆苗(とうみょう)の特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、豆苗の美味しい選び方・見分け方について紹介します。
特徴
- 学名:Pisum sativum
- 分類:マメ科エンドウ属
- 原産地:中央アジア、中近東
- 英語:snow peas leaf
豆苗(とうみょう)とは、エンドウ豆の新芽(スプラウト)とつる先5〜15cmほどの若菜のことを言います。
少しかたいので、炒めたり、サッと茹でておひたしにして食べます。
中国では高級食材として人気の野菜で、日本では最近スーパーなどに大きく「豆苗」と書かれて販売されています。
見た目はかいわれ大根のようで、「ブロッコリースプラウト」や「かいわれ大根」と一緒に並んでいます。
本来の豆苗はエンドウ豆の若い芽ですが、日本ではキヌサヤ・サヤエンドウなどの種を発芽させ、もやしのように育てたものが豆苗として流通しています。
スーパーで買った豆苗をカットしても、また育ってくるので再収穫して、繰り返し食べられます。
栄養成分
栄養成分名称 | 100gあたりの栄養成分含有量 |
タンパク質 | 4.8g |
炭水化物 | 4.3g |
カリウム | 210mg |
鉄分 | 1.0mg |
ビタミンA(β-カロテン) | 4700μg |
ビタミンK | 320μg |
ビタミンB1 | 0.24mg |
ビタミンB2 | 0.30mg |
ビタミンB6 | 0.21mg |
ビタミンC | 74mg |
葉酸 | 150μg |
食物繊維 | 3.1g |
味はほうれん草にいていますが、β-カロテンやビタミンCがより多く、皮膚や柔らかい粘膜を守り、抵抗力がある体をつくる効果があります。
その他、ビタミンB群やビタミンE、ミネラルなども豊富で、栄養価の高い野菜です。
カロリー
- 31kcal(100g)
旬:美味しい時期
水耕栽培なら、1年中美味しく食べられます。
産地
- 鹿児島県
- 福岡県
美味しい豆苗(とうみょう)の選び方・見分け方
- 芽が鮮やかな緑色で、みずみずしいものを選ぶ
- 育ちすぎているものはかたくなるので注意
根付きのものと根なしのものがあれば、根付きのものを選びましょう。
根元にある豆の色がきれいなら、根の少し上の部分を切り、浅い容器に水をはって日当たりの良いところに置いておけば、再び成長し、2〜3回は食べられます。