中国南部や東南アジアなど高温多湿で広く栽培されているのが空心菜(くうしんさい)。日本では沖縄県や九州産が多いです。
空心菜の特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、空心菜の美味しい選び方・見分け方について紹介します。
特徴
- 学名:Ipomoea aqatica
- 分類:ヒルガオ科サツマイモ属
- 原産地:亜熱帯、熱帯、東南アジア、中国南部
- 和名:空心菜
- 別名:エンサイ、ヨウサイ、アサガオナ
- 中国名:ヨウサイ(雍菜)、空心菜(コンシンツァイ)、通菜(トンツァイ)
- 英名:Water Mornig Glory
さつまいもの葉茎に似た中国野菜で、中身が空洞になっていることから、空心菜という名前になりました。
高温多湿の中国南部や東南アジアで広く栽培され、日本では沖縄県や九州などの温かい地域で栽培されています。
最近は、食味の良さから全国的に人気となりましたが、沖縄では古くから栽培されウンチェーと呼ばれています。
地面を這うように伸びる若い葉や茎を食べ、葉にはぬめりがあり、茎はシャキシャキとした食感があります。味はクセがなく、炒め物やおひたしなど、様々な調理法が楽しめます。
栄養成分
- β-カロテン(ビタミンA)
- ビタミンC
- 鉄分
- カリウム
鉄分とカリウムなどのミネラル類が豊富。鉄はほうれん草の倍近くも含まれ、貧血予防、夏場防止、疲労回復に効果を発揮します。
他にも、β-カロテン、ビタミンB1、ビタミンCが豊富。カロテンは皮膚や粘膜を正常に保ち、風邪予防にも効果的です。
カロリー
- 17kcal(100g)
旬:美味しい時期
美味しく食べられる時期は夏、6月〜8月になります。
産地
- 九州
- 静岡県
- 愛知県
美味しい空心菜の選び方・見分け方
- 葉や茎がみじみずしい緑色のものを選ぶ
- 全体的に張りがあるものを選ぶ
- 葉が小ぶりなものや大きすぎるものは茎がかたい
- 触った時に茎にしっかりとした張りがあるもの
- 切り口から茎の中が輪が見えるものを選ぶ
- 切り口が綺麗なものが新鮮。
葉と茎にみずみずしい張りがあるものがおすすめ。葉は緑色が鮮やかなものを選びましょう。
切り口に鮮度があり、空心菜特有の丸みがしっかりあるものを選びましょう。
葉が大きすぎるものは生長しすぎていて、茎が硬いので避けるようにしてください。また小ぶりのものも避けましょう。ちょうど良い大きさのものを選んでください。