しそ・大葉はメインというよりは、薬味やつまみとして添えられていますが、メインにしたいほど栄養価の高い野菜です。
しそ・大葉の特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、しそ・大葉の美味しい選び方・見分け方について紹介します。
特徴
- 学名:Perlla frutescens var. crispa
- 分類:シソ科シソ属
- 原産地:中国
- 英語:perilla
- フランス語:perilla de Nankin
中国原産で、日本には平安時代よりも前から栽培されていたと言われています。
「しそ」は漢字で「紫蘇」と書くことから、漢字からもわかるように、元々しそと言えば赤じそのことを言います。
緑色の葉は「青じそ」や「大葉」と言い、赤しその変種。いいアクセントとなることから薬味として使われています。
栄養成分
栄養成分名称 | 100gあたりの栄養成分含有量 |
水分 | 37kcal |
炭水化物 | 86.7g |
カリウム | 500mg |
カルシウム | 230mg |
鉄分 | 1.7mg |
マンガン | 2.01mg |
ビタミンA(β-カロテン) | 11000μg |
ビタミンB1 | 0.13mg |
ビタミンB2 | 0.34mg |
葉酸 | 110μg |
ビタミンC | 26mg |
食物繊維 | 7.3g |
青じそ(大葉)はビタミン類やミネラル類が多いのが特徴。
特にカロテンとビタミンB2、カルシウムが野菜の中でも群を抜いて多いです。
赤じそはカロテンの量は青じそよりも少ないですが、それ以外の栄養成分は同じです。
また、香り成分に防腐作用があることは昔からわかっており、そのように使われてきましたが、最近では、葉から摂れる油に抗酸化作用が認められたことから、健康野菜として人気になっています。
最近注目されているのは、赤じその葉に含まれているポリフェノールの一種であるロズマリン酸です。
アレルギー症状を緩和する効果が期待できます。
- β-カロテン(ビタミンA)の含有量は野菜の中で1位
- ビタミンB1の含有量は野菜の中で8位
- ビタミンB2の含有量は野菜の中で2位
- カリウムの含有量は野菜の中で9位
- カルシウムの含有量は野菜の中で3位
- 鉄分の含有量は野菜の中で6位
- 食物繊維の含有量は野菜の中で1位
カロリー
- 37kcal(100gあたり)
旬:美味しい時期
産地
- 愛知県
- 群馬県
美味しいしそ・大葉の選び方・見分け方
- 葉の緑色が濃く、みずみずしいものを選ぶ
- 葉先までピンと張っていて、葉や切り口が変色していないものを選ぶ
しそ・大葉の選び方はわかりやすいです。
葉がみずみずしくて、葉の濃いものを選びましょう。
葉先がしおれているもの、葉の下の切った部分に色が付いていたら、避けるようにして下さい。