冬のお鍋のシーズンには欠かせないのが水菜です。またの名を京菜とも言います。
最近では1年中スーパーの野菜売り場で見かけるようになりました。
水菜の特徴、栄養成分、カロリー、旬、産地、美味しい水菜の選び方・見分け方について順に紹介します。
特徴・データ
- 学名:Brassica rapa var. nipposinica
- 分類:アブラナ科アブラナ属
- 原産地:日本
- 英語:mizuna
ツケナの仲間ですが、日本特産の野菜で、京都で古くから栽培されてきた京野菜です。
英語でも「mizuna」。最近ではヨーロッパでも人気になってきています。
水菜という名前になった由来は、畑の作物と作物の間に水を引き入れいて育てていたことから、この名前になりました。
関西では水菜と言いますが、関西以外では京菜と呼ばれているところもあります。
元々は関西中心でしたが、マヨネーズのCMで生サラダとして登場してから、シャキシャキ感が人気となり全国に流通するようになりました。
栄養成分
- β-カロテン(ビタミンA):1300μg
- ビタミンC:55mg
- カルシウム:210mg
- カリウム:480mg
- 葉酸:140μg
- 鉄分:2.1mg
- 食物繊維総量:3.0g
β-カロテンとビタミンCが豊富で、鉄分やカルシウム、カリウムなどのミネラル類、食物繊維も多く、バランスのとれた緑黄色野菜です。
漬物、鍋、生食とどれに出も適しており、生活習慣病の予防や美肌効果も期待できます。
美肌づくりに効果のあるポリフェノールが多く含まれていることからも人気の女性に嬉しい野菜です。
カロリー
- 23kcal(100gあたり)
旬:美味しい時期
最近では年中食べられるようになってきていますが、旬は冬の時期です。
産地
- 京都府
- 茨城県
京都では水菜が並び始めると冬本番と言われるように、寒さが厳しくなることからが美味しく食べられます。
美味しい水菜(京菜)の選び方・見分け方
- 葉が緑色で鮮やかなものを選ぶ
- 葉先までみずみずしいものを選ぶ
- 株が大きく、茎が傷んでいないものを選ぶ
- 茎が白くツヤがあるものを選ぶ
スーパーで水菜を選ぶ時は、葉と株の部分を中心に確認します。
葉の部分は、緑色が鮮やかなのものを探します。黄緑色のものは日照不足です。(天候の関係で全体的に日照不足の場合があります)
葉先がピンと張ってまっすぐなもので、みずみずしいものは新鮮です。
持った時に重量感があり、弾力を感じられるものがおすすめです。
株は大きいもので、茎に傷がなく白くツヤがあり変色していないものを選びましょう。写真のように茎が折れたり、傷み始めているものはやめておきましょう。