ターサイ(タアサイ)は濃い葉が特徴で、一見味にクセのありそうな形をしていますが、実は簡単に調理できる冬の野菜です。
ターサイの特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、美味しいターサイの選び方・見分け方について順に紹介します。
特徴・歴史
- 学名:Brassica campestris
- 分類:アブラナ科アブラナ属
- 原産地:中国
- 別名:如月菜、ちぢみ雪菜、ひさご菜
- 英名:ta cai
中国原産のターサイ(タアサイ)は、日本では「如月菜(きさらなぎな)」という名前で昭和10年に伝わり栽培されてきましたが、当時はあまり普及しませんでした。
戦後、日中国交回復をきっかけに再導入され、全国的に普及するようになりました。
見かけよりも繊維質が少なく、味にも癖がないので、煮もの、和え物、炒め物、鍋など、色々な料理に使えるのが特徴です。
葉の縮れた部分、葉柄の裏側に砂が入りやすいので、必要な部分だけを折り取り、念入りに水洗いをしてから調理しましょう。
栄養成分
β-カロテン | 2200μg |
ビタミンB1 | 0.05mg |
ビタミンB2 | 0.09mg |
カルシウム | 120mg |
鉄分 | 0.7mg |
カリウム | 430mg |
マグネシウム | 23mg |
食物繊維 | 1.9g |
濃い緑色から、抗酸化作用のあるβ-カロテンやビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、骨の形成にかかわるビタミンKが豊富な野菜。
その他カルシウムやカルシウムなどのミネラルも豊富です。冬場の風邪予防に効果的。
カロリー
- 13kcal/100g
旬:美味しい時期
夏から冬までは収穫できますが、旬は晩秋から冬にかけて。
寒さにあたることで、丈が伸びず、甘みが増して美味しくなります。
産地
- 静岡県
- 茨城県
- 千葉県
- 北海道
- 埼玉県
生産の4割が静岡県産です。
美味しいなターサイの選び方・見分け方
葉の部分と茎の部分の2箇所チェックするようにしましょう
葉の部分
- 濃い緑色をした葉を選ぶ
- 葉のちぢれが細かい方が甘みがある
- 葉にツヤとハリがあるものを選ぶ
ターサイの特徴であるちぢれた葉ですが、このちぢれぐらいがより細かいものを選びましょう。
茎の部分
- できるだけ大きな株のものを選ぶ
- 茎にもツヤとハリがあるものがみずみずしく新鮮
茎がみずみずしいものが新鮮です。