ししとうがらし(ししとう)は、ピーマンと同じ甘い種なのですが、たまに辛いことがあり好き嫌いが激しい野菜です。
ついつい敬遠されてしまう野菜ですが、ビタミンやカロテンがたっぷり含まれています。
ししとうがらし(ししとう)の特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、ししとうの美味しい選び方・見分け方について紹介します。
特徴
- 学名:Capsicum annuum
- 分類:ナス科トウガラシ属
- 原産地:熱帯アメリカ
- 漢字:獅子唐辛子
- 英語:sweet pepper
- フランス語:piment, poivre long
- ドイツ語:Paprika, spanischer Pfeffer
ししとうらがらし(ししとう)は、先端が獅子の口の形に似ていることから、この名前が付きました。
南米原産の唐辛子(とうがらし)は、辛み種と辛味のない甘み種に分けられますが、ししとうらがらし(ししとう)はピーマンと同じく甘み種の仲間です。
甘み種なのでほとんど辛くないものの、たまに驚くほど辛いものが混じっています。
それは栽培環境や時期、辛み種との自然配合などに原因があると言われています。
栄養成分
栄養成分名称 | 100gあたりの栄養成分含有量 |
たんぱく質 | 1.9g |
炭水化物 | 5.7g |
カリウム | 340mg |
マグネシウム | 21mg |
ビタミンA(β-カロテン) | 530μg |
ビタミンK | 51μg |
ビタミンB1 | 0.07mg |
ビタミンB2 | 0.07mg |
ナイアシン | 1.4mg |
ビタミンB6 | 0.39mg |
ビタミンC | 57mg |
食物繊維 | 3.6g |
栄養成分はピーマンとほぼ同じで、免疫機能を高め疲労回復に効果のあるビタミンCなどのビタミン類、カロテンを多く含んでいます。
ビタミンが多い状態で食べるには、強めの火でサッと加熱しましょう。
カロテンは油で油で調理すると吸収率が高いので、素揚げや天ぷらがおすすめです。
- ビタミンCの含有量は野菜の中で9位
- 食物繊維の含有量は野菜の中で9位
カロリー
- 27kcal(100gあたり)
旬:美味しい時期
産地
- 高知県
- 千葉県
美味しいししとうがらし(ししとう)の選び方・見分け方
- ヘタを含めて全体的に緑色が鮮やかなものを選ぶ
- ハリとツヤのあるものが新鮮
- 夏場には激辛なものが増える。種が詰まっているが辛い場合がある
全体的にハリとツヤのあるもの、緑がはっきりとしているものを選びましょう。