独特の辛味のあり、主に漬物に使われるのが高菜(たかな)。日本にはたくさんの品種があります。
高菜(たかな)の特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、高菜の美味しい選び方・見分け方について紹介します。
特徴
- 学名:Brassica juncea var. integlifolia
- 分類:アブラナ科アブラナ属
- 原産地:中央アジア
- 漢字:高菜
- 英語:leaf Chinese mustard
高菜はアブラナ科ですが、キャベツのような球体にならない種で、いわゆるツケナ(漬菜)の一種になります。
高菜(たかな)の原産地は諸説ありますが、中央アジア原産が有力です。
日本には平安時代以前に中国から入ってきたと言われています。
高菜と言っても、日本には種類が多く、カツオナ、三池高菜、柳川高菜、大葉高菜、赤大葉高菜などがあり、特に関東の南に多く品種があります。
栄養成分
栄養成分名称 | 100gあたりの栄養成分含有量 |
炭水化物 | 4.2g |
カリウム | 300mg |
カルシウム | 87mg |
鉄分 | 1.7mg |
ビタミンA(β-カロテン) | 2300μg |
ビタミンB1 | 0.06mg |
ビタミンB2 | 0.10mg |
ビタミンB6 | 0.16mg |
葉酸 | 180μg |
ビタミンC | 69mg |
食物繊維 | 2.5g |
高菜(たかな)の葉にはピリッとした独特の辛味があります。
この成分はマスタードと同じアリルイソチオシアネートと言い、殺菌や食欲増進に効果があります。
カロリー
- 21kcal(100gあたり)
旬:美味しい時期
産地
- 福岡県(山池高菜)
- 熊本県(阿蘇)
- 長崎県(長崎高菜)
九州には地方品種が多いのが特徴。高菜は全国で収穫されています。
美味しい高菜(たかな)の選び方・見分け方
- 葉の色が鮮やかで、ツヤがあり全体にハリがあるものを選ぶ
- 株がしっかり張っていて、茎や葉がしっかりしているもの
葉の部分は色鮮やかでツヤのあるもの、茎の部分はしっかりしているものを選びましょう。