果肉は白く、さっぱりとした味なのが冬瓜(とうがん)。煮物やスープとして使われます。
冬瓜(とうがん)の特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、冬瓜の美味しい選び方・見分け方について紹介します。
特徴
- 学名:Benincasa hispida
- 分類:ウリ科トウガン属
- 原産地:インド
- 漢字:冬瓜
- 英語:wax gourd
漢字で「冬瓜」と書くことから、冬の野菜のように思いますが、実は旬は夏です。
皮が厚いので、そのまま冷暗所に保存しておくと、冬までもつことからその名前がつきました。
冬瓜(とうがん)の原産地はインドだと言われています。諸説あり。
日本には平安時代の薬物辞典「本草和名」に記載があることから、かなり古くから食べられている野菜です。
栄養成分
栄養成分名称 | 100gあたりの栄養成分含有量 |
炭水化物 | 3.8g |
カリウム | 200mg |
カルシウム | 19mg |
マグネシウム | 7mg |
リン | 18mg |
鉄分 | 0.2mg |
ビタミンB1 | 0.01mg |
ビタミンB2 | 0.01mg |
ナイアシン | 0.4mg |
ビタミンB6 | 0.03mg |
葉酸 | 26μg |
ビタミンC | 39mg |
食物繊維 | 1.3g |
ウリ科なので95%が水分。栄養価は低く、低カロリーです。
その中でも塩分を排出する利尿作用、高血圧予防のあるカリウムが比較的多く含んでいます。
またカルシウムも実を食べる野菜の中では多い方です。
スイカなどと同じく、体を冷やす働きがあることから、夏のメニューにあっています。
中国では冬瓜(とうがん)の皮や種に利尿作用や解毒作用があるとして、生薬として使われてきました。
カロリー
- 16kcal(100gあたり)
エネルギー量は少なく、低カロリーな野菜です。
旬:美味しい時期
産地
- 沖縄県
- 愛知県
- 岡山県
美味しい冬瓜(とうがん)の選び方・見分け方
- 緑が濃く、星型文様がはっきりしたものを選ぶ
- 皮の表面全体に粉を吹いているものは完熟している
- 手に持ってみてずしりとした重みがあるもの
- 半分に切って中身が見える場合、種がしっかりと詰まっているものが良い
- 半分に切って中身が見える場合、果肉が白くて、みずみずしいものが良い
まずは目で外側の皮の部分見て、星型の文様がはっきり出ているもの、緑色が濃いものが良品です。
その中から手で持ってみて、ズシリとした重みがあるものを選びましょう。