ブロッコリーとよく似たカリフラワーは、突然変異により誕生した野菜です。最近は生産量が減少傾向にあります。
カリフラワーの特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、美味しいカリフラワーの選び方・見分け方について順に紹介します。
特徴
- 学名:Brassica oleracea var. botrytis
- 分類:アブラナ科アブラナ属
- 原産地:地中海沿岸
- 英語:cauliflower
- フランス語:chou-fleur
- ドイツ語:Blumenkohl
- 中国語:花椰菜
地中海東部沿岸原産で、元々はキャベツの仲間です。ブロッコリーの突然変異により誕生したと言われています。
日本には明治時代初期に導入されましたが、特に流通はせず。第2次世界大戦後に市場に出回るようになりました。ブロッコリーと同じ流通の流れです。
▲紫色のパープルフラワー
▲パープルフラワーは茹でると青色っぽくなります。
栄養成分
栄養成分名称 | 100gあたりの栄養成分含有量 |
水分 | 90.8g |
タンパク質 | 3.0g |
炭水化物 | 5.2g |
カリウム | 410mg |
リン | 68mg |
鉄分 | 0.6mg |
亜鉛 | 0.6mg |
ビタミンB1 | 0.06mg |
ビタミンB2 | 0.11mg |
ビタミンB6 | 0.23mg |
ビタミンC | 81mg |
葉酸 | 94μg |
パントテン酸 | 1.30mg |
食物繊維 | 2.9g |
疲労回復や美肌づくりに欠かせないビタミンCが豊富で、特に茎の部分に多く含まれています。加熱しても栄養がなくなりにくいのが特徴です。
その他、食物繊維も豊富に含んでいます。
アブラナ科の野菜特有のイソチオシアネートは免疫機能を高める効果があります。捨てられがちな茎にもビタミンCが豊富なので捨てずに食べるようにしてください。
- ビタミンCの含有量は野菜の中で5位
カロリー
- 27kcal(100gあたり)
旬:美味しい時期
冷涼な気候を好み、夏場は傷みやすくあまり生産されていません。よく熟して味がのる12月~1月が特に美味しい時期です。
産地
- 徳島県
- 愛知県
- 茨城県
カリフラワーはブロッコリーの人気に押され、生産量が減少傾向にあります。代わりにカリフローレという歯ごたえのある野菜が登場してきています。
美味しいカリフラワーの選び方・見分け方
- 白いつぼみがぎっしり詰まっていて、盛り上がっているものを選ぶ
- つぼみの部分に産毛が生えて生きているものは、生長しすぎているので避ける
- 手に持ってみて、しっかりとした重みがあるものを選ぶ
- 茶色く変色したり、斑点がでているものは鮮度が落ちているので注意
- 切り口はみずみずしく鮮度が高いもの
- 茎があれば、青々として元気があるものを
まずはつぼみを一つ一つ見て、隙間なく詰まっているかチェックします。
鮮やかな白色で、こんもりと盛り上がっているものをがおすすめ。手に持ってみて重みがあるものが水分が多く美味しいです。
茶色くなりかかっていたり、産毛が生えているもの、斑点があるものは古いので避けてください。
一番下の切り口はみずみずしく鮮度が高いものを選びましょう。