中国野菜の中でも日本で人気があるのがチンゲン菜(青梗菜)です。
下茹でする必要がなく簡単に調理できる上に、栄養価が高いことから人気になりました。
チンゲン菜の特徴、栄養成分、カロリー、旬(美味しい時期)、産地、美味しいチンゲン菜の選び方・見分け方について順に紹介します。
特徴
- 学名:Brassica rapa var. chinensis
- 分類:アブラナ科アブラナ属
- 原産地:中国、華中地方
- 英語:qinggeng cai
- 和名:タイサイ(体菜)
- 中国語:青梗白菜、青菜
中国原産の結球していない白菜の仲間として、日本でも人気のある中国野菜です。
1972年の日中国交回復をきっかけに始まった中国野菜ブームにより、一般的に食べられるようになりました。
シャキシャキ感のある歯ざわりと、ほのかに甘みがある野菜で、しっかりした芯から煮崩れしないのが特徴です。
また、灰汁が少ないので下ゆでする必要もなく、使いやすい野菜です。茎が白いものは「パクチョイ」と呼ばれています。
栄養成分
栄養成分名称 | 100gあたりの栄養成分含有量 |
水分 | 96.0g |
炭水化物 | 2.0g |
ナトリウム | 32mg |
カリウム | 260mg |
カルシウム | 100mg |
リン | 27mg |
鉄分 | 1.1mg |
亜鉛 | 0.3mg |
マンガン | 0.12mg |
ビタミンA(β-カロテン) | 2000μg |
ビタミンB2 | 0.07mg |
ビタミンC | 24mg |
食物繊維 | 1.2g |
β-カロテンやビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類が豊富で、強い抗酸化作用があり、生活習慣病の予防に効果があります。
また、カルシウム、鉄分などのミネラルもあり、栄養価の高い緑黄色野菜です。
- 鉄分(鉄)の含有量は野菜の中で8位
- カルシウムの含有量は野菜の中で7位
カロリー
- 9kcal(100gあたり)
カロリーが1桁というとてもヘルシー野菜です。
旬:美味しい時期
通年出回っていますが、春から夏にかいけても露地もので、冬のものはハウス栽培で葉が柔らかです。
産地
- 茨城県
- 静岡県
- 愛知県
茨城県と静岡県が二大産地になっています。
美味しいチンゲン菜の選び方・見分け方
- 葉が綺麗で鮮やかな緑色を選ぶ
- 葉先がピンとして張りがあるもの
- 幅広でみずみずしくツヤのあるものを選ぶ
- 茎の下部にどっしりと張りがあり、肉厚でツヤの良いものを選ぶ
葉が鮮やかな緑色、淡い緑色のものを選びましょう。葉の色が濃すぎるものは生育しすぎで固いので注意。
葉先がみずみずしくピンとしていて、肉厚なものが新鮮です。あわせて根元のみずみずしさで鮮度を確認します。
白菜の仲間で茎の下部にしっかりとしていて張りがあり、肉厚でツヤがあるものを選びましょう。
切り口付近はみずみずしいもの、ツヤのあるものを探しましょう。茶色くなっていないかを見分けてください。